ご挨拶
全国愛鳥教育研究会 会長
杉浦 嘉雄(元 日本文理大学教授)
この度、諸般の事情から、内容について多少の整理を行い、ホームページをリニューアルしました。(結果、ドメイン名も aichou-kyouiku.netから aichou-kyouiku.orgに変更になりました。)
これからも、愛鳥教育についての情報発信を続けていきますので、本サイトをご活用いただければ幸いです。
*以下、参考までに、当初の挨拶文を再掲載します。
〔平成26(2014)年8月ホームページ開設〕
ご挨拶 ~HP開設にあたって
全国愛鳥教育研究会 会長
杉浦 嘉雄(日本文理大学 教授)
この度は、当研究会における長年の念願でありましたホームページの開設により、本会の活動を、まずはウェブ上で再開できる運びとなりました。
会員の皆様には、長らくお待たせするところとなり、ここに至るまでの途中経過のご報告もできなかったことをお詫びいたします。また、HP開設にご尽力頂いた関東地方の役員の方々には深く感謝申し上げます。
HP開設にあたり、当研究会が歩んできました道のりを、簡単に振り返ってみたいと思います。
本会は、昭和55(1980)年5月に設立されました。現在も継続的に実施されている『全国野生生物保護実績発表大会*(環境省・(財)日本鳥類保護連盟 共催)』の参加校や全国の愛鳥モデル校の教員や社会教育リーダーたちが、日々の実践成果を互いに持ち寄り高めあう機会を自分たちで創っていきたい。― そんな熱い思いから設立されました。
そして、会の設立以来、機関誌『愛鳥教育』の発行、各種研修会の実施、指導法や教材の開発、各団体の愛鳥教育活動への支援など、数多くの事業を活発に行ってきました。
なかでも本会が力を注いだのは、実践者が互いに高めあう共通の場となる機関誌『愛鳥教育』の発行でした。この事業は、昭和55(1980)年7月「創刊号」から平成19(2007)年4月「第71号」に至るまで、四半世紀以上にわたり、全国の役員や会員の方々のご努力により継続的に発行されてきました。
日本における「野鳥をテーマにした環境教育」や「鳥類保護教育」の質が高まってきたのも、機関誌『愛鳥教育』の普及効果によるところも十分にあったと今でも自負しております。
しかし、多くの会員の方々が機関誌継続を望むなか、財政的な理由により、平成19(2007)年度から休刊に陥ることになりました。
まず、私たち運営担当理事は収入増加への努力を致しましたが、多様なNPO法人が設立され環境保全や環境教育に関する組織団体がますます増えていく状況のなか、結局は、財政を回復させるには至りませんでした。
そこで、私たちは、機関誌発行の予算もない状況の中で、『愛鳥教育』という諸先輩の会員の方々が築き上げてきた財産をいかに次の世代につなげていくのかについて考えました。それが、HP開設へのアイディアへとつながりました。しかし、実際には、作業を進めていく上で課題も多く、予想以上に時間と労力を要するところとなりました。それでも、ようやく開設にまでこぎ着けることができました。
まずは、機関誌全号の公開をはじめ、今まで本会が積み上げてきた実績や関連情報を完全公開する形で出発することにしました。当面、役員によるボランティア体制で運用していきますが、バージョンアップを重ね、価値ある情報をわかりやすくお伝えできるような運用を心掛けていきたいと考えています。
そうすることで、愛鳥教育に携わるより多くの実践者の方々とつながりを持つ機会が生まれると確信しています。そして、今後、その輪がより大きくなった暁には、再び会員制をとり、さらに実践を深める機会も持てるようになることを期待しています。
本会の活動と情報にご関心を持っていただきご賛同いただける方々には、ぜひとも私たちの活動にご参加ください。そして、共に日本の愛鳥教育活動を創っていきたいと考えています。今後ともご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
*「全国野生生物保護実績発表大会」は、昭和41(1966)年に発会した「全国鳥獣保護実績発表大会」がその前身。
その後、保護対象の範囲を広げて「全国野生生物保護実績発表大会」と名称を変更し、令和元(2019)年度まで回を重ねること54回。
(令和2(2020)年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響等により中止)。
第55回となる令和3(2021)年度から、名称を「全国野生生物保護活動発表大会」に変更し、方針が変更されて、更に新たな出発となりました。
詳しくは、公益財団法人 日本鳥類保護連盟の当該ページをご覧ください。